インディ設定6

今日、8/1水曜日。水曜日、水曜日!(連呼)
朝、いつもと同じ時間に家を出る。
アパ-トの前の道を走り、信号で止まって、大通りに出る。
大通りでいくつかの信号を越え、いつものようにミニストップの前を通り、
線路のガ-ドを…潜らずに左折。そして入り口に一番近い駐車場に車を停車。
到着。
え?!停車?到着?!
今日は、もう説明するまでもないと思うけれど、パチンコ有給休暇DAY。
(いつのまにそんなイベントが?!)
実を言うと仲間のS氏たちみんなの会社が創立記念日でお休み。
前々からS氏が朝いちに行くと言っていたのでリコも…と思い、休みを取ってあったのダ。
平日となると客もそんなにいないだろう…と思っていたのは間違いだった。
リコ達が並んだ後、ゾロゾロとみんなやってくる。
「みんな平日なのに、暇人だな~」
首をかしげるリコにS氏が突っ込む。
「お前もそう思われてるぞ!!」
今日、リコは獣王。
S氏も、獣王。
「今日こそ、獣王の6!」
2人とも狙い台があるため、はりきっていた。
ところが、開店する直前まで、しかめっ面のS氏。
理由は、またこないだと同じ。2台迷っているのダ。
リコは785番台。S氏は783番台。でも786番台も…。
「あぁ、どうしよう!!」
そんなコトを言っているうちに店が開いた。
なんと、開店と同時にまたO氏が入ってくる。
寝起きの悪いO氏はいつもこんな時間。

そしてなんと哀しいコトに、唯一高確率だったリコの台も、
いきなり10G目でハズレ目→サバ入らず…6じゃないコト即判明!
10Gよ、10G!まぁ確かに早く知りたいけど、そんなすぐハズレひかなくても!
ところがS氏もリコも千円でビックがかかったので、そのコインでもうしばらく獣王を打つコトに。
その間どんどんまわりのみんなも6の可能性が否定されていく…。
「1番隅もハズレひいたけど、ダメだった」
「あの2台も」
「そこも!」
自分の台を打ちながら他9台を観察しているリコ、自分でもちょっと尊敬。(笑)
そう見ていくうちに気がついた。
「あれ?というコトは今日は6ないじゃん!」
獣王の島の上には「獣王6導入」の張り紙。
なのにそんなコトあっていいの?…と思うかもしれないけれど、
ここS店ではよくあるコトだったりする。
その名も「ガセ予告」。
それに気がついて、まぁ今回はずれたものの、
S氏と一緒に「6ないなら、しょんないね~」と息をなで下ろした。
あら?じゃあもしかしたらリコの台、
6じゃなくても高設定の可能性はあるかも?!
そう思い、しばらく粘るコトに決定。それでも朝低確率だったS氏は、大花火へと移動。
そういえば隣のO氏は…?
「今日6ないみたいよ-ハズレはひいた?」
リコがそう聞くと、首を横に振るO氏。
「えっ…」
でも大丈夫。O氏の台は朝低確率だったんだ!
「とりあえずハズレ引くまでは打たねぇとな!」
そう言うO氏、なかなかハズレをひかない。
その横で、ちょっとの期待を胸に頑張るリコ。
ところが11時過ぎ、大変なコトが起こった。
o氏の台、低確率なのに、ハズレを2回ひいて、
しかも2回ともサバ3連ずつしたのだ!
しかも朝からO氏の台、やけにビックがよくかかってる…。
ま、ま、ま…。
「おい!リコ!アイツの6だろ!」
不吉なコトが頭をよぎっている頃、
大花でハマってるS氏がものすごい剣幕でリコの元にやってきた。
「で、でも…朝低確率って言ってたよ…」
「もっかいO氏に確かめてみろ!」
そう言って、自分の台に戻るS氏。
自分で聞けばイイのに…
「ねぇ、朝低確率だったんでしょ?」
「うん、たぶん…」
「たぶんって…」

結局O氏の台、なんとなんと…6だった。
それが確かになったのは昼の12時過ぎ。朝低確率だった…とゆうのはただのO氏の見間違い。
6が隣にあるなら獣王打ってても仕方ナイ…と、リコS氏の隣の大花へ移動。
もちろん、覚悟を決めて。
「またかよ!またアイツに打たせた方が6なのかよ!」
「しょうがないよ…」
「お前、アイツにやめさせてこい」
「無理だよ」
「なんで俺の予想当たってんのに、俺打ってねぇんだよ!!
こないだもそうじゃねぇか!!」
「………」
あまりの怒りと悔しさに台に当たるS氏。
確かにO氏はS氏の言った通りの台を打っただけで何も悪くないのはわかってる。
でもやっぱり、こんなコトが二度も続けばS氏だって悔しい。
だけど、仕方ナイといえば仕方ナイ。
そんないろんな想いで、リコはなんと言ってイイかわからなかった。
そしてS氏とO氏、2人とも口を聞かなくなる。
2人してリコを挟んで、リコはその間に挟まれて、お互いにお互いのコトを言い合う。
とても辛い思いでイッパイになった。かなりの険悪モ-ド。
帰りたい!こんな所にいたくない!
リコは大花火を打つのをやめてS氏の元から離れ、
全台誰も座っていないインディの島の中の真ん中の台にポッと座って、
ひとりで泣いた。
普通こんなコトが2回も起こる?どうしてまたこんなコトに…
ひくひくと肩を揺らして泣いているリコの元に誰か来て、その肩を叩いた。
振り返ると、あまり見たコトのない店員さんが、
「ご遊戯なされないなら…」
と、注意してきたのダ。
何--?!
泣いているリコに向かってなんてコトを!!
その言葉にカチンときて、リコは財布からお金を出し、
「打つよ!遊戯するモン!」
そういって、泣きながらそのインディを打ち始めた。
それがなかなかビックがかからない。
1万5千円打ってやっとビック。
インディなんて打つつもりなかったのに、なんでこんなに使わないといけんの!!
ところがビック終了後、コイン1枚集めただけなのにサメチに突入!
それが5連チャン。
ひとまず、その台で使った分を取り戻す。
それでも、その後もしばらく打ちつづけた。
すぐやめようと思ったのだけれど、何だかこの台ヘンだとゆうコトに気がつく。
ビック終了後でもないのに、なぜかコインが2枚集まると、
やたらいきなりATに突入するのダ。
コインを集めなくても、ハズレをひいてATに入ったり、おかしなコトばかりが起きる。
それにビックも、やたらかかる。

あれ?なんかこの台なかなかイイんじゃないの??」
そんなこんなで、ビックとATで、気がつくとその台で2杯になった。
その間、怖くなって大花にいるS氏の所に行けなかったのだけれど、
途中でS氏がフラフラとやってくる。
「なんだ…出てないの俺だけか…」
小さな声でそう呟いて台に戻っていくS氏。
あの怒りんぼうのS氏が、落ち込んでいるというのは、かなりの重症だ。
リコは黙って、大花や獣王の通りから見えないインディのその台で、ひとりもくもくと打った。
この台、特徴があった。
ビックのあと、ATひくけれども小さな連チャン。
そのあとその分が飲まれそうになった頃…
突然ワケもわくATに突入、それが大連チャンする。この連チャンが、タダモノではない。
なんと夕方には、サメチ上乗せありの30連!
サバと違ってAT終了後5Gですぐまた抽選に入ってATに入るので、
もう休みなし。サメチず-っとやりっぱなし!
本当に贅沢なコトだけど、目がどうかなりそうで、途中でもう泣きそうになった。
「もう、いいのに…」

この台絶対ヘン!
そう思って打ち続けていくコト、午後1時からすでに7時間後…なんと箱5杯!
また夜AT連チャンして、もう1杯半。
閉店後、気がついたら6杯半で出玉9000枚!
なんと今回あまり出なかったO氏の6の8000枚を上回ってしまったのダ。
閉店後、夜になってきたH氏達にヒ-ロ-インタビュ-を受ける。
「なんでお前そんな台打てただ?」
「S氏とO氏がケンカしてるコトで、リコあの台に座って泣いてたの。
そしたら店員が遊戯されないなら座らないでってゆうから打ってたら…」
みんな、もう大笑い。
リコの実力でも何でもない、ただの「運」!
ATのカウンタを見れば、なんとサメチ95回!
それを見ただけで倒れそうになった。
落ち込んでいたS氏も大花火で5000枚を出し、なんとかみんな仲直り。
「結局お前が1番出してるじゃないかッ、ばかやろう!」
…と、みんなにいじめられる。
あとで家に帰って調べてわかったコトだけれど、たぶんあれは6だった。
コインを2枚集めた所で閉店を迎えたコトだけが心残りダ。

<本日の結果>
機種:獣、大、インディ
投資:18000円
換金:181000円
収支:+163000円
ビック:18回
サメチ:95回
感想:獣王の6と出方が違う。サメチの連チャンが強烈!
今日の決め手:涙


© Rakuten Group, Inc.